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第13回 広島国際アニメーションフェスティバル(2010)

HIROSHIMA 2010 ── 夢のような5日間(8/7-11)が終了。以下、やや個人的な3大ニュース:
◎グランプリは、アニータ・キリ監督の『アングリー・マン』。私も非常に嬉しいです!
◎コンペティションを通して観て、改めて「良質な作品が多かった」と思います(が、手前味噌でしょうか?)。
◎中ホールで拙作を2本上映しましたが、サウンドが若干こもって聴こえました(音源を工夫したので前回の上映時からは改善しましたが、まだサウンド制作上の課題が残っているということです)。

広島国際アニメフェスは、旧友たちと再会したり、新しい友人が生まれる場でもあります。
今回は、尊敬するミカエラ・パブラトヴァさん(『レペテ』『ライラ』等の監督)に丁寧なサインをもらい、卒倒しそうになりました(笑)。

国際選考委員という大役を無事に終えることができて、ホッとしています。
これでようやく「私にとって2010年の前半が終了した」という実感があります。

映画祭を支えて下さった全ての方(アニメーション制作者、映画祭スタッフ、観客の皆様…)に、心よりお礼申し上げます。
本当にありがとうございました!!

コメント

選考基準に関するコメント
ラッピーニュース1号(下記 URL に PDF あり)に掲載の「選考審査にあたって」より、私のコメントを再録します:


1)あなた自身の選考基準は何でしたか?

「アニメーションならではの物語性」と「アニメーションならではの美術性」の2点です。
 アニメーション以外の表現手段では伝えることが困難な課題に挑戦し、かつ成功している作品を強く推薦させて頂きました。
 その一方で、アニメーションは総合芸術ですから、部分的に優れていても作品全体としての評価が芳しくないこともあります。ゆえに「総合的な完成度の高さ」にも注目しました。今回の選考結果を見ても、デザイン・色彩・タイミング・サウンド・ストーリーテリングといった多くの項目について、冒頭から観客を惹きつけ続ける作品が入選していると思います。
 特に物語については、必要な要素を全て詰め込んだ上で「これ以上、短くできない!」というところまで脚本(絵コンテ)上で整理し、コンパクトにまとめておくことが重要です。「長すぎる」ために評価が低くなった作品もありました。ただ、この点は、大学で学生を教育する立場にいる私自身にも反省を促すものでした。美術系・工学系の学部であっても、映像制作を目指すなら、物語の構成法や表現法について、より丁寧な指導が必要なのではないでしょうか?
 言葉に頼らずに「動く絵で物語を伝える作品」が、“国際”アニメーションフェスティバルにふさわしいと考えています(ちなみに抽象アニメーションにも物語性は存在します)。


2)選考過程でもっとも困難だったことは何でしたか?

 映画祭の上映時間の枠内に収めるために、幾つかの優秀な作品を落とさざるを得なかったこと。

2010-09-04 土 00:37:37 /URL /佐藤皇太郎 /編集

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