換算24mmからのコンパクトな標準ズーム「12-32mm F3.5-5.6」(H-FS12032-S)レビュー

私のメイン機であるオリンパスのマイクロフォーサーズ・ミラーレス一眼カメラ E-PM2 の “個人的な” 標準ズームはパナソニックの「14-45mm F3.5-5.6」(H-FS014045)でした。

以前 レビュー した通り、普及価格帯のレンズとは思えぬ深い味わいの、本当に良く写るレンズで非常に気に入っているのですが、広角側が35mm換算で 28mm からなので、旅行やスナップ撮影などで時々物足りなく感じることがありました。

そこで、35mm換算で 24mm からの標準ズームであるパナソニックの「12-32mm F3.5-5.6」(H-FS12032-S)

を中古で入手して、使い物になるか検証してみることにしました(保護フィルター付きで、税込 12,800円)。沈胴時はこちらの方が圧倒的にコンパクトになります。これで写りが良ければ、遠方の旅行に携行するにも便利そうです。
E-PM2 に 12-32mm を装着した様子(沈胴時)
12-32mm F3.5-5.6 を装着した E-PM2(VF-4 付き)。なかなかカワイイでしょ。画像をクリックすると拡大します(以下も同様)。


12-32mm 作例:昼の建物
[E-PM2、12mm、f5、1/1000秒、ISO 200]
みなとみらいのビル街。広角端ですが、細部までシャープに写っているので、気持ち良いですね。

12-32mm 作例:夜の建物
[E-PM2、19mm、f5.6、1/15秒、ISO 1600]
夜の横浜みなとみらいホール。暗部に若干ノイズは乗っていますが、ISO1600 までは常用できそうです(脇道に逸れてすみません。今回はレンズの評価でしたね…)。

12-32mm 作例:夜の観覧車
[E-PM2、30mm、f5.6、1/20秒、ISO 1600]
夜の観覧車「コスモクロック21」。中央やや左を等倍で拡大したものを以下に示します。

12-32mm 作例:夜の観覧車(等倍)
コンパクトなレンズとコンパクトなボディの組合せで、これだけ写れば充分でしょう。

12-32mm 作例:パン
[E-PM2、29mm、f5.6、1/60秒、ISO 1600]
最短撮影距離は、広角域では 20cm、望遠域では 30cm。ボケ味も悪くありません。

【まとめ】
安価で小さいレンズですが、予想以上に良く写ります。但し「味わい」という点では「14-45mm F3.5-5.6」(H-FS014045)の方が上ですね。でも、やはり換算 24mm からというのは安心感があります(旅行では積極的に使っていきたいです)。換算 64mm までなので、「これじゃ望遠域というよりは標準域かな?」と思っていましたが、望遠端では意外にも望遠っぽい写真になったので、無理にズーム比を高めず上手いバランスでまとめられた製品だと感じました。
絞りは f5.6 以上にしておくと、どの焦点距離でも比較的安定した画質で撮影できるようです。個人的には、よほど特殊な撮影でない限り、絞り優先モードで f5.6 に固定しています。
E-PM2 で使用する場合の問題点ですが、レンズ側に手ぶれ補正が入っているので、ボディ側で手ぶれ補正を一切行わないように設定する必要がありました。どんなレンズが装着されているかはボディ側で把握しているはずなので、ボディ側の手ぶれ補正を自動的に切るような仕様になっていれば良かったのに…。あと、画面周辺部で色収差が気になることが時々ありました。パナソニックのボディであればレンズに合わせて自動的に補正されるそうなのですが、オリンパスのやや古い機種では未対応のままですね。色収差が気になる場合は、後処理として、画像処理ソフト Adobe Photoshop の「フィルター>レンズ補正>カスタム」にて、「色収差」の「グリーン/マゼンタフリンジ」を -40 位にすると、かなり軽減されました。


【おまけ】CP+ 2018 のオリンパスブースで見つけたネタ。
12-32mm 作例:古いペンを改造しよう
[E-PM2、18mm、f6.3、1/60秒、ISO 800]
古くなった Pen (デジカメ)は、中古屋に売るのではなく、こういった工作を施して楽しむのも乙なもんですよ、という提案(展示ケースの中に入っていました)。たしかに、こんなカメラで街中を撮影していたら注目を集めそうですね(笑)。

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